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ケース・スタディー1
?典型的な生前整理の事例?

病気に伴う生前整理

病気により入院生活が長くなる場合、あるいは帰宅の見通しが立たないような場合は、入院費用や治療費にお金をまわすため、賃貸物件を退去して家財を整理される方がたくさんおられます。

弟が病に倒れ、急遽入院されたお兄様より、お住まいだったマンションのお片付のご依頼を受けました。

本人は横浜市港南区にある3LDKのマンションを自宅兼事務所として使われていたそうですが、お話では復帰は当面難しいとの事で、ご本人を含めた家族で相談され、そのマンションから退去されることに。
事前にお兄様が本人の希望を確認し、パソコン、金庫中身、必要な書類一式を先に整理されたようですが、お兄様の事務所は東京にあり、そうたびたび横浜まで足を運べないので、あとの作業は一度で終わらせたいとのご要望でした。

さて、お片付ですが一部屋はベッドルーム兼自室、その他のお部屋は事務所使用となっています。SOHOの事務所といっても、メタル系のキャビネットや什器、金庫、A4サイズの大型複合機など、仕事をするにあたっての事務用品が一通り揃っていて、運び出しには神経を使います。
書棚の一つや二つの処分なら、不用品本体を引越し用パットで養生すればクロスや壁にキズは入りませんが、家財一式となればとそうはいきません。エレベーターと室内をしっかりプラダンで養生してから作業を行います。運び出しというのは、ここまでやってはじめてキズが防止できるのです。


怪我に伴う生前整理

手術とリハビリを終えて退院し、車椅子で日常生活を再スタートするために、自宅をバリアフリーにリフォームして、それに伴う家財道具への入れ替えを図られる方がたくさんおられます。

自転車事故により、一命は取り留めたものの、車椅子生活を余儀なくされることになった中年男性のご家族から、家財整理とリフォームのご依頼を受けました。

まずは、使っていない不用品と、車椅子で動く際に妨げとなるタンスなどの大きな家財道具を片づけます。
仮住まいをせず、生活しながらのお片付けは、とりあえず一部屋を空っぽにして必要な物をそこに移動させる作業が不可欠なので、最初に不用品を運び出さなければなりません。

続いてリフォームにとりかかります。戸建ですので、玄関から全てバリアフリーに改造するのですが、今回は壁も構造材を除いて撤去し、天井もつらいちに合わせました。もちろん、床は傷のつきやすいフローリングと畳から、傷と水濡れにも強いフロアータイルへ交換です。 バリアフリーへのリフォームは、お部屋の区切りや段差がなくなり、驚くほど開放感が感じられます。
リフォーム後はお部屋のレイアウト変更です。車椅子の場合は、引き出しなどの奥に仕舞い込まれたものを取るのが困難なので、理想とされる手を伸ばせば取れるかたちの収納スタイルに近づけます。その結果、今まであった家財の約8割が処分されることになりました。

後日お話を聞くと、本当に生活に必要な物の買い替えは3割程度で済んだとのこと。今までの家財道具の半分は不用品だったそうです。


高齢化に伴う生前整理

介護施設や老人ホームに入所が決った場合は、施設に入る少量の家財日用品の引越しと、同居であれば重複する家財の整理、賃貸であれば家財一式を処分して原状回復をされるケースが殆どです。

一人住いのお母様が横浜市旭区の老人ホームに入所するにあたり、北海道に赴任されているご子息様より、団地の片付けと現状回復の依頼をいただきました。
米寿を過ぎ、さすがに足腰が弱くなったことから、万一に備えて老人ホームに入所する事にされたそうです。見積りなどの打ち合わせは奥さんにまかせ、単身赴任のご主人は、休みを3日程取って北海道から上京されるとのことで、すべての作業を1日で終わらせたいとのご要望でした。

団地の退去には、返却の手続きと原状回復が必要で、厳密には壁にあるフックひとつ残してはなりません。
さらに古い団地はフロ釜と給湯器の撤去が含まれます。今回は3階からの搬出ということで、作業を効率よく行うために、壁面を養生して滑車による吊り下げ搬出を行いました。おかげで2トン車3台分に及んだ家財搬出も、何とか日の落ちる前に完了することができました。

なお、ご高齢者の家財整理では、買い換えたばかりの冷蔵庫やテレビなどがある場合も少なくありません。
このような新古家電は、当方のように古物商の免許を持ち、買取りまでできる業者に頼めばコストダウンに繋がります。


認知症に伴う生前整理

認知症による生前整理は、ご親族から相談を受けるケースが大半です。入院入所費用にお金がかかりますが、ご本人の意思が確認できない場合は、後見人となって資産を活用されるのが一般的です。

ご高齢のお母様の認知症が重くなり、横浜市にある医療介護施設へ入所された後の家財整理を、ご子息様からいただきました。お母様のお住まいは金沢区にある一戸建ですが、家財道具をそのまま放置しておくと、衛生面や防犯面上好ましくなく、やがてはご近隣からの苦情に至ります。そこで思い切って整理を進める事にされたそうです。

当方へのご依頼内容は、家屋に残す物と処分する物を分別しながらのお片付けです。初めにお客様の指示で物置を含むお庭回りの不用品を運び出し、2トン車1台分の片付けを済ませました。その後改めて、室内で残す物と処分する物の指示を受け、我々が分別しながら運び出し作業を行いました。ひと月間に2回に分けて行った大掛かりな家財整理は、トータル2トン車5台分の片付け作業となりました。
今回の生前整理は、相続を含めた資産の問題が関係する為、弁護士のアドバイスにしたがって進められたとか。詳しい事は割愛しますが、後見人の認定を受け、資産管理等の面倒を見るというかたちのようです。

なお、ご自身に認知症の自覚がある場合には、後からの揉め事を回避できる「みまもり契約」という仕組みがあります。具体的には遺言状を作成するとともに、弁護士から定期的に安否確認等が行われ、後見の時期を見計らうという内容です。